さかなさかなさかなー
どうもこんにちは、コイ目コイ科の観賞用マドロイドです。
イギリスの魚事情の話。
魚は美味しいですね。我々日本人は魚を世界的にも多く消費することで有名であり、ここ最近は消費量が減っているとはいえ、独特の食文化も持つ世界有数のおさかな天国です。ちなみに、消費量ランキングの上位にはモルディブやアイスランドなどの島国がランクインしています。
ところで、なんやかんや共通点も多いユーラシア大陸西岸の島国イギリスですが、実はそんなに消費量は多くありません。そこまで魚を食べる文化が無いかと言われるとそんなこともないようですが、熱狂して好き好んで食べるほどの物でもないようです。肉食が中心かと言われると、あの国は地理的に酪農が盛ん(小麦ができない)なので執着はあったりするのかな、とは思います。どう調べたらいいのか分からないのと、データ的な特色がそこまで無いためか調べても出てくる資料が少ないので情報が曖昧ですが、また件のイギリス人に聞いてみようと思います。
イギリスの料理は不味いので有名ですが、フィッシュ・アンド・チップスはイギリスを代表する魚の料理として有名です。スターゲイジーパイ(パイに魚が刺さっている、ものすごいビジュアルのパイ。どうしてそうなった)などのインパクトの強い料理もありますが、あそこまで衝撃的な見た目をしているわけでもなく、美味しそうに見えます。件のイギリス人某氏によると、普通に美味しいそうです。日本には売っていないのでどうしているのか聞いてみたところ、自分で作ることもできる、とのこと。色々なレシピを試した結果、テレビで見たものが一番おいしかったそうです。豆を煮たものを添えるのが一般的な食べ方のようで、本国ではその缶詰めも売られているとかいうことでした。なお、その主な材料となっている魚がアイスランド周辺で採れるようですが、その漁獲量が減っているために若干の危機感を憶えている模様です。
また、周囲が海に囲まれているので他の魚も食べるようです。タイ(sea bream)やサバ(mackerel)、マグロ(tune)あたりをよく食べるそうで、サバに大根を使ったソースをかけた料理(検索に引っ掛かりませんでした。謎)は美味しくないとかいうことでした。なお、「ツナ」はマグロを表す英単語(実際の発音は「チュナ」に近い)ですが、日本ではマグロの水煮缶詰めの名前として有名です。某氏は「ツナを煮たらツナになるのか」と、何やら楽しそうでした。マヨネーズで和えると美味しいという認識は同じようにあるようで、イギリス料理が不味いのはイギリス人の味覚が破壊されてるから、というわけではないのだろうな、と思ったり思わなかったり…。
また、伝統的にウナギを食べると言われていますが、最近はそこまで人気がないようです。煮こごり(ゼリー寄せ)やパイなど、ヴィクトリア朝あたりの時代には結構食べていたらしいですが、どうも近年、若い人は特に食べないそうで、大変安価で売っているらしいです。日本に輸出すれば売れるのに、と言っていると、どうやらロンドンの業者が少しだけ輸出しているらしい、とのことでした。ちなみに某氏は台湾でウナギを食べて美味しさに目覚めたらしく、日本でも蒲焼きを食べて感動したそうです。また曰く、某コンビニチェーン店でたまたまウナギの弁当を見つけて喜び勇んで買ったら、次の週には無くなっていた、とか。まぁ日本人も庶民がウナギに熱狂できるのは土用の丑の日くらいですよね…。その周辺ならスーパーなどにもウナギが並ぶことを伝えると、喜んでもらえました。成り立ちを説明すると「バレンタインデーと同じ仕組みじゃないか」と言われましたが、まぁ何かしらにかこつけて美味しいものが食べられるなら何だっていいのです。
摩訶不思議なイギリスの魚の食文化ですが、調べれば調べるほど謎が謎を呼ぶ仕組みにでもなっているのか、結局よく分からないままです。いつか現地に行って確かめてみたいものですね…。
〔今日の英訳〕
British foods are often had an impression that they are not taste good. Whereas fish and chips is fish dishes and also one of the most famous British food.
(イギリスの料理は不味いので有名ですが、フィッシュ・アンド・チップスはイギリスを代表する魚の料理として有名です。)
それではまた。
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