広い(とても広い)。
どうもこんにちは、香らない無用マドロイドです。
今回は東山動植物園の(ほんの一部の)レポートです。
「窓辺の旅行記2024夏」、第四回目に紹介するのは東山動植物園です。もしかすると、コモドオオトカゲの件でご存じの方もいらっしゃるかもしれませんね。ここは動物園と植物園が併設されており、とにかく広いです。なんと、動物園と植物園の入り口は地下鉄で一駅分離れています。一日滞在できたらよかったのですが、残念ながら時間的に余裕がなかったので、広い園内の一部をレポートしていきたいと思います。
〈だいたい北園〉
既に2回くらい言っている気がするのですが、東山動植物園は広いのであの時間ですべてを見て回ることはできませんでした。動物園で我々が主に見学したのは北園です。ここには例のコモドオオトカゲがいまして、特別展「毒」にも行ったことですし(名古屋編2 名古屋市科学館・特別展「毒」)、ぜひ見学しようということになりました。名前は「タロウ」だそうです。まずは写真をご覧ください。
大きいですね! この日は開園してすぐくらいに行きましたが、飼育スペースの前には既に人だかりができていました。大人気です。ちょうど部屋から出てきたところのようで、のしのし歩いていました。トカゲが歩く擬音が「のしのし」か、という感じですが、本当に大きいんですよね。トカゲ……トカゲか。これが生きてるならそりゃ恐竜もいたんだろうな(飛躍)。
そういえば昔、「ダーウィンが来た」という生物の生態を紹介するような番組で「コモドドラゴン」として取り上げられている回を観たのが印象に残っています。人間が襲われるというようなことから強い生き物なんだなと思いましたが、にしてはおとなしかったですね。朝早かったからかもしれません。何かまだ目が眠そうですしね。
横を向いているとシュっとしているのですが、正面は結構愛嬌があります。こう見るとちょっと可愛いですね……うわ、爪すごいな。
これはトカゲですね(確信)。ということで、コモドオオトカゲはこんな感じでした。朝早いのに立派なカメラを抱えた年配の方や家族連れで混雑していましたが、混む日はもっと混むらしいので、見てみたい人はやはり朝行くのがいいかもしれません。そういえば、ここに来る途中にはゴリラの飼育スペースもあって、そちらも人気とのことでした。なんでもイケメンのゴリラがいるそうで……通った時には誰もこっちを向いていませんでしたが。
次に向かったのは自然動物館です。一階は夜行性の動物の活動を見られるように照明を暗くしてあるとかいうことでしたが、普通にほとんど寝ていました。アルマジロがすごいスピードで走っていたのが面白かったですね。
あまりのスピードにカメラが付いて行けず、ブレています。詳しくないので勝手に、防御に特化していそうだからゆっくり動くものだと思っていました。そもそも、本物を初めて見た気がします。
二階は両生類と爬虫類の展示がありまして、これがまたしっかりしています。動物園の両生類や爬虫類の展示スペースは小さいイメージがありましたが、ここは広くて色々な種類の生物が飼育されていました。ちょうど朝食の時間だったのか、いくつかの展示スペースではエサを食べているところも観察することができましたね。
館内はすいていましたし、やっぱり早めに行くのがおすすめです。アフリカツメガエルがやけに大きな水槽で飼われていましたね。やっぱり底の方と水面の方にばかり居ましたが……しかも隅のほうに。あと、ピパピパがいるということで是非見たかったのですが、見つかりませんでした。未練がましく水槽の写真を撮って帰りました。残念。
ちなみにこの施設にはワニもいましたね。これも見れば見るほど不思議生物、という感じですが、我々がキャラクターとして見慣れているだけで、全ての生物はよく見てみると訳が分からない、みたいな不思議生物ばかりですよね……と、動物園に行くたびに思います。
こちらは「世界のメダカ館」にいた魚です。ここではメダカとメダカの仲間、淡水魚やメダカの近くに生息する昆虫などが展示されていました。色々いるものですね……僕はこの辺に詳しくないのですが、展示の説明が分かりやすく、また色や形が様々な生物が展示されているので楽しかったです。もっとキラキラしていたのですが、写真を撮るのが難しかったですね。
〈魅惑の温室〉
続いては植物園の紹介ですが、これがまた非常に広く、全体が見通せない感じになっています。植物好きとしてはじっくり回りたいところでしたが、例によって時間がないので温室を主に見学しました。何を隠そう、管理人は温室が好きなんですよね。小学生くらいの時は、いつか自分でも欲しいと思っていました。ということで、東山動植物園の温室です。
立派ですね……温室というか、宮殿のような佇まいです。温室はこういうところも楽しいんですよね。
順路の入り口です。いやはや、大きいですね! 地図が置いてあり、見ごろの花の情報などが載っていて助かります。左奥の謎の何かといい、よく分からない置物が時々ありはしたのですが、全体的に植物は元気で、施設も綺麗でよかったですね。あと、ここの温室は多肉植物が充実していた印象があります。大きいサボテンを並べて終わっているのではなく、メジャーな多肉は一通り揃えてある感じでしたね。多肉のエリアが用意されていて、図鑑で見た植物をたくさん見ることができました。
ハオルチア! です! これは管理人憧れの多肉の一種でして、この窓(透明になっている部分)が非常にいいんですよね。あれ、そういえばこれのことは透明論に書かなかったな。とにかく、丸い葉が作る柔らかいシルエットのまとまり具合といい、葉の透明な部分といい、植物なのか? という感じがしますね。多肉はそういう意味では不思議で魅力的な形をしたものが多いですが、これは特に管理人の好みです。ハオルチア……いいですね。見られてよかったです。これはオブツーサですが、玉扇もいました。
まさかのキソウテンガイとアアソウカイ……なんともセンスを感じる並びです。キソウテンガイは花が咲いていましたね。雄株でしょうか。そこから出てくるのか。それにしても、二枚の葉が伸び続けるというのは面白いですね。擬人化したらロングツインテールの年齢不詳系美少女に違いない。アアソウカイは、看板を写そうとしたら見切れました。かなり大きくなるようですが、この温室はどのくらいの高さがあるのでしょうか。
突然ですが、皆さんはこれが何の花か分かりますか? なんとですね、これはコショウの花だそうです。コショウの実というものは世界史の漫画にもよく出てくるのでご存じの方も多いかと思いますが、花はこんな感じなんですね。白くて小さな、可憐な花です。管理人はこの前、学食でよく考えずにコショウのソースがかかっているメニューを頼んでしまい想定外の辛さに参っていましたが、花は綺麗なものですね。いや、そういえば唐辛子も花だけは可愛い感じのが咲いてた気がするな。それはともかく、こちらは「香りの有用植物園」というエリアでして、コショウの他にも香りに関する様々な植物が集められています。
これはイランイランノキです。香水の説明文を眺めたことがある皆様なら、一度は見たことがあるのではないでしょうか。こんな感じで花の香りを利用される植物も多いので、温室に入った時から素晴らしい香りを楽しめます。こういう展示の仕方は初めて見ましたが、見るものという印象が強い植物園の展示としてなかなか面白いですね。
温室のレポートはこんな感じでしょうか。ただ、できたら快適な気候の時期に訪れることをお勧めします。温室は素敵なんですが、やっぱり暑いんですよね……もう少し涼しくなってからのほうが見学しやすいかもしれません。ですが、花の時期もありますのでお好みで。ブーゲンビリアなどはとても綺麗に咲いていました。
ということで、今回は東山動植物園を紹介しました。前回から間が開いてしまいまして、申し訳ございません。夏休み中に旅行記が完成することはなさそうですが少しずつ書いていくつもりではありますので、よければどうぞよろしくお願いいたします。
次回は大阪編になります! まずは太陽の塔のレポートになる予定です。これはすごかったですよ……語彙力が追いつくか既に不安ですが、ぜひお楽しみに。
それではまた。
〈参考文献〉
コメント
コメントを投稿
ここにコメントを入力
Jen la komenta formularo.