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英語と日本人

 Hello everyone! …そんなに人は居ませんが、希望的概念閲覧者が見えるマドロイドです。

日本人が習っている英語の話です。


 英語とかいう、字面はばっちりイギリス語な世界共通言語。大後悔…じゃない、大航海時代に始まった植民地支配の副産物というか忘れ物というか、そんな大某帝国の負の面の端がいつのまにか共通認識、一体化に使われているという面白い状態を現在進行形で観測していると、色々考えられて楽しいものがあります。

果たして英米の両国民はどう思っているのでしょうか。ただ、どうやら大航海時代は英語で「Age of Discovery」、発見の時代と呼ばれている事から考えると、多分誇らしく思っているのではと思います。アンケートなどを取って聞いてみたい所ですね。


 さて、日本でも2020年度から小学校でも英語の授業が義務化され、2021年から中学校の新学習指導要領が導入されていますが、これらには良い点も悪い点もあると思います。

 僕が小学生(普通の公立)の時の英語の授業は、ALTの先生と謎の歌(チャンツ)を歌ったり友達と簡単な挨拶をしたりと、遊びの要素を取り入れた楽しい授業だったと記憶しています。

中学校(普通の公立)では教科書の本文読解が増えましたが、先生がアメリカ留学から帰ってきたばかりで、その滞在経験の話と例文が結びつけられていたり、英語の歌を歌ったりと、楽しく学習する工夫がある授業でした。

ただ、この授業の問題点は、例文の形の暗記が中心であったことです。例えば「It 形容詞 for 人 to do」などを丸覚えすることがテストで点を伸ばす上で重要で、構文的な所には触れないことが多かったと記憶しています。このシステムは英語における落第者をほぼ出さなかった点では優秀ですが、僕は高校に入ってから触れた高校英語でかなり苦しみました。

確かに、高校入試(普通の公立)の英語は、文法問題や読解問題をある程度の例文の暗記でクリアできていました。しかし、高校の英語の授業、特に英語表現では、中学で習っていない SVOC や「過去完了」「仮定法」などの用語を履修した前提で当たり前のように使い、英文を「型」でしか認識していなかった僕は、とても苦労しました。

 このような状況を踏まえると、小学校から基礎を身に付け、中学校で文法的な知識を習得することができれば、高校英語のハードルは大幅に下がると思います。第二言語としての、高い英語力を付けることも可能になると考えます。

 一方で、小学校での楽しい英語の授業を未だに覚えている高校生としては、初めて触れる「英語」という他言語には「おもしろいもの」という印象を持って欲しい、という思いもあります。

中学での英語は高校英語との結びつきこそ薄いですが、型を使って自分で作った例文でALTの先生と話をするなど、英語における「成功体験」を与えてくれたものだったと思います。その点、難しい構文や単語数が増えた新課程に対し、英語という世界の端で諦めてしまう生徒を増やすことにはならないだろうか、という懸念はあります。

 グローバル社会という特殊な時代なので英語教育の内容強化は仕方のないことではあると思いますが、英語の義務教育では生徒が楽しく「できる」と思うこと、そして「わかる」ことを大切に行われるべきだと考えます。どう頑張っても先何十年かは「英語」を使える必要性に迫られる可能性が高いので、この改変で先々の難易度を下げておき、自分に有利なスキルを確実に身に付けられる人間が増えることを願います。


 最後に、幼少期からの英語教育についての個人の見解です。

僕は、幼少期から英語に触れることには賛成です。

まずは母国語の習得を優先すべきとの意見もよく聞きますが、例えば幼少期からピアノを習っていて楽譜しか読めない子供が居ないように、子供は英語の習い事も一種のレクリエーションと取るのではないかと思います。LとRの発音が本当にできない人間からすれば、英会話をずっとやっている知り合いの綺麗な発音は、本当に羨ましいです。

またこの知り合いは英語をほぼ完璧に操ることができ、コミュニケーション英語や英語表現の授業で無双できる他、英検や模試でも優秀な成績を修めています。幼少の子供の将来がどうなるかを予測することは難しいですが、多くが高校進学することを考えれば、主要教科の一角を占める英語について高い能力を身に付けられるメリットは大きいと思います。


 色々ありますが、英語の学習というより、他の言語を学ぶ勉強は面白いものなので、これから英語を学ぶ皆さんや英語を学んでいる皆さんが楽しく英語を学べることを願っています。



〔今日の英訳〕

I agree with the opinion that people learn English from a young age.

(僕は、幼少期から英語に触れることには賛成です。)


それではまた。

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