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セミの標本

 ミーンミーンミーン…。

どうもこんにちは、少年の日のマドロイドです。

昆虫標本についての話。


 僕は今年の春から昆虫標本に手を出しており、今までにチョウ、ガ、セミを標本にしてきました。前から部室に過去の先輩が残した昆虫標本作成セット(ピンや展翅台など)があることは知っていたのですが、触る機会がなく3年になっていました。

春に標本を作ろうと思い立ったのは、飼育していたチョウが死んだからです。

これは説明を入れないといけないのですが、家では管理人の母親が毎年イモムシを育てており、今もツマグロヒョウモンの幼虫が4匹居ます。死んだチョウは、去年の秋にサナギになったアオスジアゲハが今年の春に羽化したものです。

まだ花が殆ど咲いておらず、春とはいえ寒いし同族ももちろん飛んでいなかったので家の中で砂糖水を与えて飼っていたのですが、ある日死んでしまいました。

例によって管理人の部屋で飼っていたので、学校から帰ってきた管理人は部屋に墜ちているチョウを発見したのですが、近くでよく見るとやはり綺麗なもので、埋めるのは惜しい気がしたようです。緑が深みに混ざった、滑らかで強い青の筋が黒い羽に映える美しいチョウです。

そこで思い出されたのが、先輩の遺物です。許可をいただいて家に持ち帰り、発泡スチロールで展翅台を自作し、申し訳ないことに羽を裂いてしまったり何だりしながらも、どうにか展翅しました。


 その後は学校で、落ちていたチョウやガを拾っては展翅していたのですが、先日は渡り廊下を歩いていてセミを発見しました。固まっていましたが、どうも綺麗なので部室に持って帰りました。

それがこちら。


縮こまっています。これではさすがに固定できません…。

ということで、ネットで固くなった昆虫を標本にする方法について調べました。ちなみに、過去に拾った固くなっていたチョウは、タッパーに湿らせたキッチンペーパーと展翅台を置いて、その上で軟化したことがあります。

でもセミはチョウより大きいし固いからな…と思っていましたが、だいたいどの方も「お湯に浸ける」という方法を採っていたので、それを試すことにしました(初心者並感)。

朝(9時)から部室をウロウロする不審者に気づいた顧問の先生のご協力のもと、お湯が準備されました。


最初は平たい容器に入れていたのですが、


完全に浸からないのと冷めそうなのとで、結局ビーカーに突っ込みました。

10分ほどひっくり返したりつついたりしながらお湯に浸け、取り出して恐る恐る足を動かしてみると、最初は若干怪しい音がしましたが、動くようになりました。固定もできそうです。

足を整えた所がこちら。羽も広げたかったのですが、破れそうで怖かったので止めました…。台はチョウ用の手作り展翅台です。

正面から見るとこんな感じです。

足を整える技術に関しては大目に見てください…。チョウ系統以外は、このセミが初めてです。これをこのまま乾かして完成です。


 というわけで、セミの標本レポートでした。

オマケに、過去に作った標本の一部を載せておきます。


もちろん専用の容器のような高級品の持ち合わせはないので、100均の食品保存容器にコルクボードを敷いています。普段はここに乾燥剤を入れています。

ウメエダシャクは、黒板のチョーク置き場に落ちていて、古典の先生がキャーーと叫んだために発見されました。最初はチョークの粉まみれでしたが、そこまで固まっていなかったので何とか粉を払って種類を調べ、展翅しました。

ツマグロヒョウモン(オス)は廊下に落ちているのを発見しました。これは、前述の固くなっていたチョウです。裏がヒョウ柄で綺麗です。


 昆虫標本は奥が深い世界ですが、その端の辺りに足を突っ込んで楽しんでいます。卒部までにセミが乾くといいのですが…。


[今日の英訳]

I worry about whether this cicada insect specimen dry out before I retire the biology club ….

(卒部までにセミが乾くといいのですが…。)


それではまた。

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