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裏部屋/The Backrooms

 Let's have a party with us =)
どうもこんにちは、放浪者マドロイドです。
The Backrooms(バックルーム)の話。


"If you're not careful and you noclip out of reality in the wrong areas, you'll end up in the Backrooms, where it's nothing but the stink of old moist carpet, the madness of mono-yellow, the endless background noise of fluorescent lights at maximum hum-buzz, and approximately six hundred million square miles of randomly segmented empty rooms to be trapped in.
God save you if you hear something wandering around nearby, because it sure as hell has heard you…" 

「もし不注意により間違った場所で現実から抜け落ちると、「バックルーム」にたどり着く。そこでは、古い湿ったカーペットの悪臭、頭がおかしくなるような単調な黄色の視界と、永遠に続く蛍光灯の酷く不快な雑音のもと、約10億平方キロメートルのランダムに区分された空き部屋に閉じ込められるだけである。
もし、近くで何かが彷徨っているのが聞こえたのなら、幸運を祈ろう。それは間違いなくあなたが立てた音を聞いているのだから......。」


 バックルームというのは、海外のクリーピーパスタ(コピペのネット都市伝説)、meme(ネットミーム、画像に文章がついて拡散されるもの)の一種です。上の文章はその説明文のようなものです。なんとなく日本語に訳してみました(他のブログなどを見ると、たどり着く、の後で文を切っている人が多かったので参考にしました)。
日本ではそんなに普及していないようですが、(どういう経緯か忘れましたが)僕はこれに若干ハマっており、英語版wikiを必死に眺めています。
そこで今日は、バックルームの世界観とその用語を少々紹介しようと思います。普及普及。 

 まずお断りですが、バックルームは英語圏が発祥なので基本的に用語などは英語です。しかし分かりにくいので、勝手に日本語にしている用語があります。ご了承ください。



用語解説
バックルームを眺めるのに、知っていると便利な用語。 

バックルーム (The Backrooms)
バックルームはこの世界(バックルームから見るときには「Frontroom(フロントルーム)」と呼ばれる)の裏世界のような場所であり、多くのレベル(階層)に分かれています。
例外はあったりしますが、基本的には一度入ると出ることはできず、場合によっては永久的に彷徨うことになります。年を取ることはありませんが、怪我をしたり病気になったりすることはあり、死ぬこともあります。もちろん死んでもこの世界に帰ってくることはありません。 

放浪者 (Wanderer)
放浪者はバックルームに居る人間を指します。様々な時代や国から来ており殆どはバックルームを放浪していますが、グループを作ったり特定のレベルに永住することにしたりしている放浪者もいます。 

レベル (Level)
レベルはバックルームの階層のようなもので、それぞれのレベルは異なる世界観を持っています。前述の通り英語圏の発祥なので、日本人には理解し難い要素もちらほらありますが…。
レベルには数字がつけられていますが、これはレベルの難易度や貴重さを表すものではなく、単なる識別記号です。基本的には整数ですが、小数点を含む数字や負の数で表される「サブレベル」や、数字以外で表される「特殊なレベル」があります。
レベルの情報は「生存難易度」「安全度」「エンティティの数」などで表されます。広さはまちまちですが、多くはとても広いか無限です。
いくつかのレベルは「アクティブ」「非アクティブ」という概念を持っています。特殊なイベントが起こるかどうか、くらいのものだと思われます。
レベル間はドアや階段を使うこと、またひたすら歩き続けたり気を失ったりすることでも移動できますが、「ノークリッピング」という方法を取ることもできます。 

ノークリッピング (no clipping)
ノークリッピングとは、もともとは一人称視点のゲームをプレイする時に、キャラクターに被ったマップ上のモノをカメラが通り抜けるように移動することで常にキャラクターが映るようにするモードのことです。どう森とかポケモンで木などが突然消えるアレです。
それが転じて、バックルームでは「壁抜け」の意味で使われます。文字通り壁にぶつかったり、転んで床に倒れたりすることで、別のレベルに移動します。レベルに入る方法と出る方法(どこでどう壁抜けするか、など)は決まっています。ちなみに現実世界からバックルームに移動する方法もこれです(確率は1/10000)。 

エンティティ (Entity)
エンティティとは、バックルームにいる人間以外の存在の総称です。直訳すると「実態」や「存在」という意味ですが、日本人に馴染みのあるカタカナ語では、おそらく「クリーチャー(日本語)」が近いです。
敵意があるものもいれば、こちらが挑発しない限り何もしないもの、また助けを求めれば応じてくれるものまで様々です。しかし、後2つはなかなかレアなので、放浪者はエンティティに出会ったら種類別の対処法(主な目的は逃げること)をとり、身の安全を確保しましょう。 

オブジェクト (Object)
オブジェクトとは、バックルーム特有、もしくは現実世界にも存在するがバックルームでは特殊な効果や形態を持つ物質の総称です。貴重なものや便利なものは取り引きの対象になり、流通しています。
武器になるものから食料になるものまで様々なオブジェクトがあり、様々なレベルに存在するものもレベル固有のものもあります。
一番有名かつ重要なオブジェクトは「アーモンドウォーター」です。微かにアーモンドの香りがするほんのり甘い飲み物で、精神安定効果からエンティティの退散まで、様々な目的で使われます。 

コミュニティ (Group)
コミュニティは、放浪者が作る集団です。名前はそれぞれ異なっており、余所者に敵対的かどうかや取り引きが可能かどうかもコミュニティごとに違います。
大抵は何らかの目的を持っており、様々なレベルに基地を持つものもあれば、特定のレベルに定住を決めているものもあります。
一番大きなコミュニティは「The M.E.G. (Major Explorer Group)」とよばれるもの(日本語に訳すとすれば「主要放浪者連合」くらいのものか)で、バックルームの情報の管理から放浪者の支援、またエンティティやオブジェクトの研究まで、色々な事を行っています。
ちなみに、放浪者は何人かで一緒に行動することが推奨されていますが、特に目的がなくただ一緒にいるだけの集団は、バックルームでは「コミュニティ」とは定義されません。個人的には、混同しないために、そのような集団は「パーティー」とでも呼ぶのがいいと思います。


こんな所でしょうか。
他にも色々な用語や紹介したいものがありますが、とりあえずはこのくらいにしておこうと思います。 

そして、お久し振りです…。
夏からのことではありますが、テストと模試とその他の手続きに追われておりまして、ブログの更新ができていません。
この記事も少しずつ書いていた未完成のものなのですが、出す機会を逃すのも惜しいのでここで掲載します。各用語の具体例など、まだ加筆が必要な所もありますが、併せてそのうち書く予定です。 

ついでなので、ハロウィンっぽいパロディイラストを置いておきます。例によってマドラーです。「レベル fun =)」の「パーティー参加者」のコスプレです。 


こちらは、「レベル 0」と「レベル 1」の擬人化です。日本人に見付かったのが運の尽きです…。 


次のページは合格の報告についての投稿になるのか…?


[今日の英訳] 

One of the most famous and important objects is "Almond water". 

(一番有名かつ重要なオブジェクトは「アーモンドウォーター」です。)


それではまた。


P.S.
ブログの「人気の投稿」の題名の色を変えたくて設定を弄っていたのですが、結局よく分かりませんでした。どこにも設定していない色になるのは何故なのでしょうか…。
また見にくくて申し訳ない(なお本文)ですが、次の投稿の際には解決できたらと思います。
あと、ウィキのurlを載せておきますので是非。

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