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8月, 2023の投稿を表示しています

冬コミ(C103)とツクダニの話

 コミックマーケット! どうもこんにちは、コミックマドロイドです。 冬コミ(C103)に申し込んだ話。  ついにやってしまいました。散々迷いましたが、申し込みました。コミケでなくてもいいんじゃないか?参加費が高くないか?などいろいろ悩む要素はあったのですが、テストが終わった勢いでサークルカットを書き、そのまま申し込みました。 これはそのサークルカットです。 フェンストーノ公国というのは僕が作った国です。構想は前々からあったのですが、正式にできたのは昨年の10月頃です。独立記念日は……(検討中です)。領土は7畳+ロフトとキッチン、風呂、トイレ、あと庭です。日本でぼんやりしているとそのまま死んでしまいそうなので、とりあえず独立しました。ですが日本とは友好関係があり、公用語は日本語とエスペラントです。 「フェンストーノ」は、エスペラントで「窓」を表す「fenestro(フェネステロ)」のもとになったと思われる、ドイツ語で「窓」を表す「Fenster(フェンスター)」に日本語の助詞である「の」をかけ合わせて、エスペラント風の読みで命名したものです。(※なお、自分ではこのように勝手にドイツ語がもとになっていると思い込んでいたのですが、どうやらラテン語が語源のようです。)日本語表記は前述の「フェンストーノ」、エスペラント表記は「Fenstono」です。 「Fenestrono」でもよかったのですが、こうなるとなんとなく「フェネステロノ」というよりは「フェネストロノ」と読みたい感じがあるのと、どちらにせよなんだか言いにくいので、ドイツ語を使いました。そもそも何かのユーザーネームを「Fenster」にしていて語感を気に入っていたので、近づけようとした感じはあります。環境屋としても個人的にもドイツ語には興味があり、現在も第二外国語で頑張っているのでちょっとリスペクトの気持ちも込めて……という感じです。 あ、一応君主は僕です。瑛理窓というのはマドラーの人名のようなものです。 ちなみに公式ツイッターがあります→ フェンストーノ公国観光案内所ツイッター この女子はマドラーの女子化……ではなく、別の世界線のキャラです。マドラーは「オリジナル」で、女子は「パラレル」です。ちなみに他にも、「ネガ」と「アナザー」という世界線があります。ツクダニ自体には性別はないのですが、パラレルは全員女子、アナ

地理屋と各国

 ジオグラフィー。 どうもこんにちは、国民総生産マドロイドです。 (元)地理屋による国の擬人化の話。  共通テストも終わって6カ月が経ったわけですが、受験勉強をしながら考えていた、もし国を人間として表したら?という想像を絵にしました。地理屋のすることなので、イメージは地理の知識からです。倫理に出てくる国はそのイメージもありますが、今回描いた国はあんまりその影響を受けていないです。見た目は政治家やスポーツ選手などの、朝のニュースに写る人々から想像しているので、インプットが偏っています。そもそも田舎で外国人がほとんどいなかったので、個人の偏見で描いています。 地理的な解説と外観のイメージ、あとはなんとなくのキャラクター設定でお送りします。 とりあえず、日本と周辺諸国から。 日本。縦に長い国土。 資源がないので体形は貧弱な感じです。ちなみに日本が自給できる鉱物は石灰石くらいです。 断層がやたらとあって地震が多いです。地熱発電はあまりやっていませんが。 太陽光は、電池の生産も発電量も世界トップでしたが、順当にアメリカと中国に抜かれました。平地がないので……。 あらゆる分野の知識を薄めたような問題が出るので、まずは基本の理解をしておけば何とかなります。あと、人口1000万人以上の都市を覚えておくと役に立つかもしれません。プロ野球の球団の配置が結構参考になります。あれは人が居ないとやっていけないので。 サブカルチャーなどの影響で世界中にファンがいますが、いかんせん欧米から遠いので海外からの観光はそんなに多くありません(各トップ観光国比)。 少子高齢化で大変なことになっており、各所でから回ったり衝突したりしています。ちなみに少子高齢化が進んで問題になっている国の代表例は、日本、イタリア、ドイツです。 髪型は政治家がよくやっている気がする、オールバックではないけど横になでつけているようなやつです。結構前髪がある率が高いような……。 働き者として有名ですが、グローバル目線になってしまってから全体的に病みぎみです。 中国。ある種のチート国家。 何でも(産業)できるし何でも(資源)出てきます。どの統計でも大概上位にいるので、中国の順位を覚えておこうかな、とかいうと無駄になります。 石炭が出るので燃やしがちです。なお大気汚染。 農業のところで役に立つので、降水量の1000ミリのラインは覚え

KMMの話 2

 主語デカ。 どうもこんにちは、地球規模のマドロイドです。 またしでかしてますね。  何回目ですかね。美術館の絵画にいたずらをする環境活動家の人々の話です。 ヨーロッパでは、環境活動家による美術館の展示品の絵画への攻撃がしばしば行われ、そのたびにニュースになっています。6月14日にも、スウェーデン、ストックホルムの美術館でクロード・モネの作品「ジヴェルニーのモネの庭」に赤い塗料が塗りつけられる事件が発生しました。 なぜ美術作品を標的にするのか、汚す手段として使われるものに込められた意味、など様々なポイントがありますが、今回述べるのはその行動に対する世間の反応や考えの変化についてです。  ところで、私は今回の件についてはTwitterで知ったのですが、過去の事例もSNSやニュースサイトで確認しています。各記者の方々の書き方はともかく、どうもコメントを見ていると毎回同じような意見が多くの同意を集めています。書き方はいろいろありますが、要するに「あなた方が着ている服、使っている塗料(やその他の物質)は、何からできていてどうやって作られているのか。石油を使ったり環境破壊の原因になっていないと言い切れるのか。」というようなものです。 これに関して私が思うのは、じゃあそのコメント主が同じことを言われたらどう返すのか?ということです。書いた人としては行動の矛盾を突きたかったのだと思いますが、同じく環境を守っていかないといけない人間としては、(本人が認識しているかどうかは別として)ブーメラン的に自分の発言が返ってきてしまっています。  しかし、地球上の人類の多くが囚われている現在の消費社会には、構造的な限界が存在していることも事実です。例えば食料の場合、マイバックやエコバックは普及しましたが商品はほとんどがビニール袋に包まれており、私たちはそれを買わざるを得ません。同じように、来ている服から移動手段まで様々なものが構造化された選択肢として提供されており、その不可視性の檻に「あたりまえ」のカバーをかけた状態が現代の消費社会です。その中にいることに気づかずに、私たちは生活しています。檻のどの部分かはいろいろありますが、そのある一部分に手を伸ばして初めて、私たちは囚われていることに気づくのです。  では、これらの不可抗力にあふれた世界で環境問題に個人が対処することはできないのでしょうか。

気候変動政策と功利主義

 炭素排出量削減と幸福? どうもこんにちは、幸せなマドロイドです。 とある論文について。  先日、「Science Daily」でこんな記事を見つけました。 Science Daily Utilitarian approach to global climate policy improves equity, environment and wellbeing 要するに、「地球規模の気候政策のための功利主義なアプローチは、平等、環境、そして幸福を改善する」ということです。アプローチの訳って難しいですね(諦めた)。 炭素排出量の削減うまくいってないよね、難しく考えすぎなんじゃないの? ということで、国ごとの目標を幸福の最大化の視点で考えよう、ということらしいです。論文の題名としては「 Utilitarian benchmarks for emissions and pledges promote equity, climate, and development」で、2021年の論文ですが、2年くらいで解決はされていないだろうということで。  複雑な……というか、様々な個別の概念や基準が意見の対立を引き起こしてきたのは確かでしょう。よく言われるところでは、経済発展しきっていない開発途上国にも負担を負わせるのは不公平じゃないか……とか、先進国が工場を海外に移転して自国の排出量は減らせたけど地球全体で見たら増えてる……とかいう話です。 それを幸福ベースで考えよう、ということなので、どちらかというとベンサム的な感じがしますね。ちょっと大学がアクセス権を持っていないらしいので、本文にリンクできないのですが、概要を見る限りは株式の基準に有益な情報をウンヌンとかいうのが目的のようです。経済の話はちょっとよく分かりません……夏休みに勉強します。ただ、GDP基準だとそれこそ分かりやすく貧富の差が出てしまうだろうというのは理解できます。 で、功利主義的な幸福を基準に据えることについてなのですが、概念としてはよさそうですが、最終的には炭素排出量という具体的な数値について考えるために必要な基準になるんだろうか?という疑問はあります。あくまで考え方だけなのか……「一種の基準」という記載はあるんですよね。ベンサムは幸福の総量を計算できるように基準を考えだしましたが、それをそのまま使うわけにもいか