ジオグラフィー。
どうもこんにちは、国民総生産マドロイドです。
(元)地理屋による国の擬人化の話。
共通テストも終わって6カ月が経ったわけですが、受験勉強をしながら考えていた、もし国を人間として表したら?という想像を絵にしました。地理屋のすることなので、イメージは地理の知識からです。倫理に出てくる国はそのイメージもありますが、今回描いた国はあんまりその影響を受けていないです。見た目は政治家やスポーツ選手などの、朝のニュースに写る人々から想像しているので、インプットが偏っています。そもそも田舎で外国人がほとんどいなかったので、個人の偏見で描いています。
地理的な解説と外観のイメージ、あとはなんとなくのキャラクター設定でお送りします。
とりあえず、日本と周辺諸国から。
日本。縦に長い国土。
資源がないので体形は貧弱な感じです。ちなみに日本が自給できる鉱物は石灰石くらいです。
断層がやたらとあって地震が多いです。地熱発電はあまりやっていませんが。
太陽光は、電池の生産も発電量も世界トップでしたが、順当にアメリカと中国に抜かれました。平地がないので……。
あらゆる分野の知識を薄めたような問題が出るので、まずは基本の理解をしておけば何とかなります。あと、人口1000万人以上の都市を覚えておくと役に立つかもしれません。プロ野球の球団の配置が結構参考になります。あれは人が居ないとやっていけないので。
サブカルチャーなどの影響で世界中にファンがいますが、いかんせん欧米から遠いので海外からの観光はそんなに多くありません(各トップ観光国比)。
少子高齢化で大変なことになっており、各所でから回ったり衝突したりしています。ちなみに少子高齢化が進んで問題になっている国の代表例は、日本、イタリア、ドイツです。
髪型は政治家がよくやっている気がする、オールバックではないけど横になでつけているようなやつです。結構前髪がある率が高いような……。
働き者として有名ですが、グローバル目線になってしまってから全体的に病みぎみです。
中国。ある種のチート国家。
何でも(産業)できるし何でも(資源)出てきます。どの統計でも大概上位にいるので、中国の順位を覚えておこうかな、とかいうと無駄になります。
石炭が出るので燃やしがちです。なお大気汚染。
農業のところで役に立つので、降水量の1000ミリのラインは覚えておくといいです。
あとは工業特区の名前と場所も、余裕があれば覚えておくといいと思います。
発展したはいいけど貧富の差が大変なことになっているらしく、ネズミの色にもよるけどな……という感じです。経済特区のある海岸側と内陸の差ですね。
そういえば、不動産会社が破綻みたいなことを言ってましたが、大丈夫なんでしょうか。この人もそろそろ、くしゃみをするとなんとか……レベルの影響力はあると思うんですが。
東南アジア諸国と比べると発展が速かったので、家電製品の生産量のグラフなどでそれが出ています。
過去の政策のツケで少子高齢化が大変なことになりつつあります。
あと、いろいろな国や民族とよくトラブルになっています。個別に覚えましょう。
髪型はまた政治家のイメージです。緩いオールバックというか。
服装は「世界の工場」の異名と農業の強さから作業着です。
様々な事への適応性は高いのですが、何かちょっとズレているような……という感じの人です。
韓国。距離的にも心理的にも近い国。
でも意外と共テでは問題になってるイメージはない。私立を受ける人はオンドルとか覚えているといいかもしれません。
高学歴社会で受験戦争が大変なことになっているらしいです。電子工学とか強いイメージがあります。ハングルの成り立ちもそうですが、論理派なイメージがありますね。
財閥が生きているので、経済に貢献しつついろいろ問題があるようです。サムスンとかロッテとか、日本でもよく名前を聞きますね。
あと、音楽やファッションの発信地でもあります。ひと昔前の人の韓国文化のイメージといえばドラマだったようですが、今の世代はアイドルのほうが馴染み深いのでしょうか。
新しいものにも寛容なイメージです。男性のメイクとか。政治家がTikTokで若者にアピール!というのにはびっくりしましたが。
髪型は、アイドルがよくやっている気がするウェーブがかかったマッシュです。真ん中分けで、髪色は派手にしがち。最初は女性アイドルを参考にしようと思ったのですが、個性豊か過ぎてまとまらなくなったので諦めました。
黒スーツのイメージがあるのは管理人だけですかね?
発信するのはキラキラしたものが多いですが、裏では苦労が多い模様です。
アメリカ。関係性的に近い国。チート国家その2。
人口は多い、国土は広い、資源は出る、産業は盛ん……さすがは世界の超大国です。農業、重工業からIT系、宇宙産業までなんでもアリ。観光業もこなします。
金持ちが多い国なので、赤字も平気です。地理屋の皆さんが何回でも出会う、日本、アメリカ、オセアニアで三角形になっている貿易のグラフが分かりやすいですね。
農業は適地適作です。どこで何をやっているかを一つ一つ解説すると大変なことになりますが、気温、降水量、あと歴史がちょっと絡んでくるので、意外と覚えやすいです。
国土が広いので地形も色々ですが、モニュメントヴァレー、グランドキャニオンなど、何かと規模がデカいです。あと横ずれ断層があります。
これは意外と大事なのですが、周囲の海流が盲点になりがちです。まずは基本の流れを押さえるのが大切ですが、余裕があれば、カリフォルニア海流が寒流とか、アラスカ海流が暖流とかいうことを覚えておきましょう。
移民の影響で少子高齢化が進んでいませんが、人種のサラダボウルと言われる割には結構住み分けています。人種差別や貧富の差、都市の治安と再開発などの問題もあります。
髪型は短髪のイメージです。なんでも、髪の毛は女性ホルモンの影響が大きいので、髪がないことが男らしさの主張に繋がるとか(大学のセミナー担当の先生談)。
砂漠で起業しがちな若い人が、Tシャツにジャケットを着ているイメージがあります。
歴史的にも若い国で、ヒーロー(概念)という考え方の浸透の仕方には若干引くレベルのエンタメ大国です。ただ、入植してきたのはそもそもアングロサクソン系のプロテスタント……とか、その辺から来るセンシティブな話題もちらほら。
ここまでが、日本と周辺諸国でした。次は番外編、地理をやっていて一番印象に残った国です。
オランダ。ハイテク農業国。
日本人はウサギと風車とチューリップのイメージしかないかもしれませんが、ウサギはともかくとして、後の二つは農業国としてのオランダの理解のためには重要です。
まず風車ですが、もちろん小麦を挽くのにも使われますが、オランダでは排水をするのに大きな役割を果たしていました。この国はもともと狭かった国土を広げるために海の水を排出(干拓)して陸地を広げてきた歴史があり、そのため海抜が0m以下の場所が多いため、風車の動力で常に排水しないと水が貯まってしょうがないのです。なおこの干拓地を「ホルダー」と言います。
このように水が溜まる上に、オランダは砂丘も多いため、そもそも農業土地が限られているというハンデがあります。それでも農業が盛んなのは、そこに多くの工夫が詰まっているからなのです。
水が貯まるという問題については、酪農を行うことで対処しています。ホルスタインなどの乳牛は暑くなるとサボりだすらしく、その点オランダは冷涼湿潤なので牛には最適な環境です。
農業土地が限られている問題については、収穫性の高い野菜を集約的に栽培することで解決しています。日照時間の短さもLEDを活用した屋内栽培でクリアしており、こうして育てた野菜を周囲の国の都市に売っています。技術で問題をクリアしていくスタイル。かっこいいですね。痺れます。ちなみに、このような農業を園芸農業といいます。
イモ類、野菜、肉類、乳製品の食料自給率は、ヨーロッパの主要国の中でもフランスやドイツを抜いてトップです。あと実は、砂の多い土は花卉栽培に向いているため、チューリップを始めとした園芸植物の栽培も盛んです。
髪型は完全にイメージですが、優等生っぽくしてみました。
眼鏡もそこからです。一番概念でデザインしているキャラですね。
経済的な発展だけでなく幸福度も高い、まさに優等生です。歴史はいろいろあったようですが……専門外なので何とも。
倫理もそうだったのですが、情報を一つにまとめると覚えやすくなるタイプの人間だったので、頭の中でこうしてキャラクターを作ることで暗記を乗り切っていました。人間っぽくすると関係性などで結びつきを考えやすいという利点もあります。
というわけで、(元)地理屋による国家擬人化の話でした。
それではまた。
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