スキップしてメイン コンテンツに移動

窓辺の旅行記2024夏 名古屋編3 番外編:コメダ珈琲「おかげ庵」

 抹茶!

どうもこんにちは、和風マドロイドです。

名古屋の食べ物の話。


 「窓辺の旅行記2024夏」、第三回目は番外編です。名古屋の食べ物を紹介していきたいと思います。と言っても、そんなに色々食べたわけではないんですよね。名古屋には三日いたのですが、外食をしたのは一日目の夜、二日目の朝と夜だけです。しかも、一日目の夜と二日目の朝は両方「おかげ庵」というコメダ珈琲店の別業態で、和風のコメダ珈琲みたいな店です。ということなので、少ないですが名古屋で食べたものの紹介をしていきたいと思います。


〈和風コメダ、おかげ庵〉

 名古屋の友達おすすめ、コメダ珈琲店の和風店舗です。名古屋の他には東京と神奈川にしかないそうで、ほうじ茶ソフトクリームがおいしいからぜひ食べてほしいとのことでしたが……一日目の夜に行った店舗には置いてありませんでした。科学館から歩いて行ける距離にあったのですが、そこは残念でした。気を取り直して紹介。このおかげ庵は店内も和風で、待合みたいな場所に和傘が飾ってあったり、照明が提灯みたいだったり、非常に凝った作りになっています。この日に行った店舗(栄広小路店)は天井が高く、明るくて広々とした印象でした。店内奥の調理スペースは、店の中に小さな店があるような構造になっていました。コメダ珈琲と違って座席は緑色ですが、座り心地がいいのは変わりがないです。

 こちらはきしめんです。奥は友達が頼んだ期間限定のメニューで、混ぜそばのきしめん版みたいなやつだったと思います。……なんかメニューの写真で見た印象より大きい気がするんですが。コメダ珈琲にも久しく行っていなかったので本当にすっかり忘れていましたが、そういえばこの店はチェーン店なのに逆写真詐欺(メニューの写真が実物より立派である写真詐欺の逆、実物がメニューより立派)をする店でした。なるほど? 調子に乗ってデザートと飲み物も頼んでいますが……どうにかなるだろ(?) きしめんはもちもちした平らなうどんみたいな感じです。普通のうどんよりしっかりしてるかな? 食感はつるっとしています。

 こちらはあんみつと、本わらび餅アイスきなこオーレ、あとは例の豆菓子です。セットなので小さめ……なのか? これが小さめなら本来のサイズはどうなるんだよ。いや、もうこのへん自信がないです。皆様がご自身の目で確かめてください。だってなんか明らかに具が多いし。今回は、そういえばあんみつって食べたことがないなと思い、注文してみました。シンプルなように見えて、寒天とかあんことか各種果物とか、用意するものが多いですよね。自分で作るとなると結構大変そうですし、今時売っているのも珍しいので、いい機会でしたね。ここに黒蜜をワーっとかけます。甘いものに甘いものをかけると最高になるんですよね。本わらび餅アイスきなこオーレは、底に黒蜜味のわらび餅が入っています。もちもちの食感が楽しいです。きなこオーレがまたおいしいんですよね。きなこ味の飲み物というのも珍しい気がしますが、あんみつとの相性も良かったです。


〈合法シロノワール〉

 そして翌朝、気を取り直してまたおかげ庵に向かいます。今度はせっかくなので本店の方へ。コメダ珈琲店の本店の横に独立してあり、また和風の雰囲気です。二階みたいなものもありますが、装飾でしょうか。栄広小路店より落ち着いた印象で、こうなってくると他の店舗もどんな感じなのか見たくなってきますね。

 こちらはモーニングで飲み物についてくるおにぎりとみそ汁です。友達はおかゆを頼んでいました。本店では、時間限定でゆで卵が追加でついてきたり、モーニング以外の時間帯でも飲み物に何かついてくる時間帯があったりするようです。サービス精神もここまで来ると謎ですね。面白い店です。

 ちなみに、おにぎりはトッピングが選べます。これは昆布ですね。おにぎりは握る時に熱いので普段自分では作らないのですが、できたてはいいものですね。ふわふわしていました。みそ汁は辛めでしたが、名古屋ではこういうのが多いそうです。友達も、名古屋の味噌は他と比べて辛いと言っていました。何でも名古屋は工場労働者が多かったので、味付けが全体的に甘め、辛めになっているのだとか。なるほどそういう。皆さんも名古屋観光にお越しの折りには、おかげ庵でモーニングを食べてしっかり歩く準備をしましょう。

 こちらは抹茶シェイクです。冷たくてとろっとしていておいしいです。抹茶の風味と苦み、そしてアイスの甘さのバランスがいいですね。ちゃんと甘いのですが、後味はすっきり飲めます。朝から盛大にエネルギー補給をできますね。瓶に入っていて小さめに見えるかもしれませんが、こればかりは本当に実物を見てください……見た目以上に入っている(?)ので。

 こちらが本命、ほうじ茶ミニシロノワールです。温められたデニッシュ、冷たいほうじ茶ソフトクリーム、黒蜜! 甘いものに甘いものをかけると以下略……あー素晴らしいですね。ほうじ茶ソフトクリームに黒蜜をかけられる国が隣国だということに感謝したいです。ソフトクリームがデニッシュの温かさでだんだん溶けてくるのですが、その溶けたものと黒蜜が混ざったところにデニッシュを浸すのが最高です。これが合法……多分アルコールとかニコチンとか目じゃないと思いますよ(19才並感)。ほうじ茶特有の香ばしく豊潤な香りと黒蜜の奥深い濃厚な甘さがソフトクリームの滑らかさの中で溶け合い、口の中でじわっと溢れ、さらにデニッシュのバターの香りが……これは合法です(正気)。

 とにかく、これは確かにおすすめしたいメニューです。抹茶が好きな人はそちらもいいと思います。あと、写真には写っていませんが、黒蜜の容器が焼き物だったのがよかったですね。小さい湯飲みみたいな感じなのですが、ちゃんと注ぎ口がついていました。こういう丁寧なこだわりで、店の雰囲気を作っているのかもしれないなと思いました。


 ということで、以上がコメダ珈琲「おかげ庵」のレポートでした。皆様も機会があれば是非!


 次回も引き続き名古屋編、今度こそ東山動植物園を紹介する予定です。ここはとにかく広かったですね。コモドオオトカゲを見てきたので、写真もあります。お楽しみに。


それではまた。



〈参考文献〉

珈琲所コメダ珈琲店 おかげ庵ホームページ

コメント

このブログの人気の投稿

  管理人の愛は重いらしい。時々言われるので、そうなのだろう。しかし、80億の人間ともっと多くの生物、地球環境、それに自分のと他所の創作キャラの絡みなんかを丸ごと愛せるレベルでなければ、管理人は環境屋をやっていけないようにも思う。ただ、これは別に無理に愛を作り出している訳ではない。愛とは何か。これは、考えること、思うこと、想像すること、形にすること、すなわち思想だと思う。  哲学がフィロソフィア、すなわち知を愛することであるように、愛とは原動力である。そして、哲学という営みの根本にあるのが人間の考えるはたらきであるならば、愛は人間の思索であり思想だろう。何かを考えているとき、そこには何かしらの愛が発生するのではないだろうか。  もしそうでなければ、その時には人間として精神的な危機の状態にあるのかもしれない。何かを積極的に考えて想像することは、人間に特有の行動だ。その原動力が愛なら、愛がなく限りなく機械的な情報処理に近い思考は、人間的ではないだろう。それはおそらく、ほとんど受け身に何かの様式に則って考えている、もしくは生物としての本能に従ってプログラム的に動いているに過ぎないのだろう。  そして、そのような思考を形にすることで、愛はきっと確立される。思考といっても、思想として纏まらない考えや、自分の中に秘めている想いというものもあるだろう。それらが全くもって愛ではないとは言えないとは思うが、やはり何かしらの表現によって形にしなければ、対象に示すことができる愛にはならないのではないだろうか。  愛には形がある。それは、思想を思想として表現できるということである。もし表現できない思考があったとしたならば、それは場合によっては恋なのかもしれない。恋は一方的だ。そして、形をとらない思考、すなわち原動力の源は高カロリーなエネルギーに近いのではないだろうか。恋とは動力源であり、エンジンに対するガソリンである。それ単体では危険で、扱いづらい。しかし、爆発的な可能性も持っているのだろう。  以上から、愛とは思想であり、地球環境と生物のために考えている管理人の愛はやはり地球規模である。1人の人間として、愛していたいと思うし、愛されたいとも思う。贅沢を言えば、誰かの思想を、愛を尊重したいと思うし、自分の思想も誰かに大切にされてほしいと思う。 __________________ ...

窓辺のバレンタイン2025

 ハッピーバレンタインデー!  どうもこんにちは、クッキーマドロイドです。  バレンタインの話。  みなさんチョコ食べてますか? バレンタインですね。管理人は昨日クッキーを大量に作り、チョコを作り、今日は配った残りを食べました。いやー、合法で甘いものを大量に作って食べられる日というのは素晴らしいですね。年に1回くらいあってもらわないと困ります。ホワイトデー? バレンタインに貰えるわけではないので、管理人にはないです……ハイ。  それはさておき、今年も皆様にバレンタインイラストがあります。2025年はパラレルヘーチラグです。  これはヘーチラグのパラレルですね。Twitter にも載せてますが、こちらではその設定や裏話などを語っていこうと思います。まずヘーチラグですが、ついでにここにも載せておきましょう。  こういうキャラです。モチーフは魔法少女(概念)ということで、それぞれ若干不完全な魔法少女をイメージしてデザインしています。サブ要素は芸術家ですが、メインは魔法少女です。オルトは魔法少女擬きって感じですね。キャラ設定を引っ張ってくると、こんな感じです。 名前/正式名称 イメージカラー 武器 好きなフレーバー 一人称/二人称 「自己紹介」 「喜怒哀楽」 喋り方の特徴など (対戦ゲームのキャラだったら?) 「上限解放」 「勝利」 「敗北」 戦闘スタイル ヘーチラグ/Hétillag 暗いオレンジ(明るい茶色) ステッキ アプリコット 私(わたし)/君 「ヘーチラグです~よろしくお願いします!」 「え~やったー!」 「えっ……えええ……?!」 「そんな……そっかぁ」 「すっごーい!!」 語尾は若干伸ばし気味、ちょっとふわっとした明るい口調。 「そろそろ本気でいくよー!」 「お、やった! 嬉しい~!」 「あー、やっちゃった。お疲れ~」 ステッキで殴る近接攻撃。一撃は軽いが連続で攻撃する。素早さは高め、体力はそこそこ。 遠隔攻撃(ステッキの投擲)。投げたステッキを手元に回収する魔法だけ使えるらしい。  ステッキを投げてる時点で、まぁ魔法少女ではないですね。Twitter と pixiv に載せた画像では、ステッキを振りかぶっているものもあったと思います。魔法少女にも色々ありますが……とにかく、そういうところでちょっと印象を...

日記:宇宙船と冬

 高校1年の冬、友達に勧められたのがきっかけでレイ・ブラッドベリを知った。彼は蔵書から短編集を一冊貸してくれたので、それを読んだ。題名は忘れてしまったが、年季の入った文庫本特有の儚さというか、軽やかさと繊細さと重さを凝縮したような本だった。うーん、題名……ざっと著作を調べたところ、『10月はたそがれの国』が印象としては一番近い気がする。  そういえば、夏には 「異邦人と夏」 という日記も書いていた。カミュの印象は夏だが、ブラッドベリの印象は冬らしい。白い霧がかかったような、薄い散乱光で満たされた森の中、ひんやりと冷たい空気、木々の暗い影と足元で音を立てる乾いた落ち葉と、下り坂の向こうの透明な茶色の沼地。そういうイメージがある。昔読んだ本の内容もほとんど覚えていないし、今読んでいる本もまだ途中だが、イメージは変わっていない。  俺は何を勧めたっけ。残念なことに、そういうことを書いていたスマホのメモ帳が機種変更をしたら空になってしまった。『ブンとフン』とかだった気がする。どうしてこんなに人を選ぶ本を勧めてしまったのか理解しかねる。確か、『虐殺器官』、『きつねのはなし』も勧められて読んだ。あとは何だろう。非常に印象に残っている話もあるのだが、題名が思い出せない。内容を言ってしまうとネタバレになるので言えない。  しかし、何だったんだろうな。分からない。ただ、大学に入ってみたら、周りの人間に読書家が大勢いた高校時代は非常に恵まれていたことに気付いた。読書というのも膨大な数がある趣味の1つであって、大学生でも図書館では勉強しかしないとか、参考文献しか読まないとか、そもそも図書館に行かないとかいう人も案外多い。  広大な本の世界で、自分の知らない扉を教えてくれる友人というものは有難い存在だったのだ。そのことに気付けていなかった。あと、今見れば非常に好みの分かりやすい選書をされていると思う。この嗜好に合いそうな本を自分が知らなかったのも、今になって残念に感じる。今の自分なら、彼にどんな本を勧められるだろうか。  なるほど、読書というものは時間がかかり、タイパ至上主義の現代人には敬遠されるのかもしれない。でも、読書で深まる世界があり、読書をする人との交流で広がる世界がある。著者の数、本の数、読者の数だけ世界がある。こういう情報は時間というコストを払ってでも手に入れたいものだと思う。...