4年制大学を3年で卒業して、家族や友人を怖がらせましょう!
どうもこんにちは、RTA in Madoloido です。
早期卒業のメリット・デメリットなどについて。
ところでみなさんは、早期卒業というものをご存じでしょうか。外部のサイトからたどり着かれた方はご存じかもしれませんね。とりあえず、簡単に説明いたしますと、早期卒業というのは通常4年で修了する大学を3年で卒業することです。どういう仕組みかといいますと、4年分の単位(卒業に必要な単位)を3年で取り、さらに卒業研究も終わらせることで卒業要件を3年次終了時点で満たすことで、その時点で卒業できる、ということです。一種のバグ技といえます。
さらに、他大学の事情をあまり知らないのですが、だいたい単位数と卒業要件に加えて成績も求められると思います。一般的には、成績が悪くて卒業できないということはありません。どれだけ成績が良くても悪くても、単位数が揃えば卒業できます。GPA 3で124単位の人も、GPA4で124単位の人も、卒業に必要な単位が124単位なら卒業できるわけですね。逆に126単位必要だと、2人とも卒業できません。一方、早期卒業の場合は、早期卒業を許可する学部が求める成績の水準を満たさなければ卒業できません。
また、さきほどは省きましたが、3年間で単位をたくさん取るという部分にも成績が関係してきます。このへんも規則を定めている学部・大学によって違うと思いますが、管理人の学部では、成績が一定以上だと次の年度で単位取得数の上限が解放され上の年次が対象の授業を履修できるようになっていました。これを利用すると、4年分の単位を3年で取ることができる(早期卒業)、という仕組みです。
そもそも、近年は単位というか講義というものがシステム上で厳格に管理されており、多くの大学では年次で取得できる単位の上限や、講義を受講できる年次が定められています。例えば、1年生は年間40単位まで取れますよとか、環境なんとか学はこの学部の3年生以上が対象ですよとか、そういうことです。この辺は各学部・大学の学生便覧とかポータルサイトに書いてあると思います。君は成績がいいからこの辺の取り決めを無視していいよ! というのが、早期卒業のカラクリになるわけです。
ちなみに、よく間違われるのですが、早期卒業は飛び入学(飛び級)とは違います。飛び入学は字面の通り、課程を飛び越して上の過程に入学することです。したがって、早期卒業との違いは大学を卒業しているか(学士を持っているか)になります。飛び級のほうは詳しくないのですが、おそらくこれで合っていると思います。卒業していれば早期卒業扱いになるでしょうからね。しかし、「早期卒業です」と言うと「飛び級ってこと?」とよく訊かれます。時間がないときは管理人も「似たようなものです」と言っています。遠目で見れば、課程を1年短縮しているという点では同じです。
せっかくなので、各制度を図にしてみました。
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| 様々な早期履修の制度 |
だいたいこういうイメージです。ここからも分かるように、4年を3年に短縮しているのが早期卒業、4年次を飛ばすのが飛び級、修士の課程を一部学部で履修できるのが先取りということですね。ちなみに、来年度から始まる(らしい)学部・修士の一貫教育は、先取り履修の2年次が無い版(一年次で卒業)になるようです。本当ですか?!
ここまでが「早期卒業」という制度の話でした。ご報告が遅れましたが管理人はこれをしておりまして、無事に先日卒業が確定しました。ということで、完走した感想……じゃない、早期卒業の制度を利用するメリットやデメリット、留意点などを管理人の経験から書き残しておこうと思います。
まず、早期卒業のメリットについて。いくつかありますが、分かりやすいのは早く大学院に進めることですね。もっと専門的な研究をしたくてたまらない! というあなたにぴったりです。ちなみに、早期卒業して就職というのは、ほとんど誰も想定していないルートなのではないかと思います。管理人の学部では、絶対進学しろよ! とは書いていなかったと思いますが、どちらかというと学問を究めたい人向けのルート(早期の研究開始のための道)として造られていると思われます。就職も可能だとは思いますが、推奨はされていない雰囲気です。
学費の節約になるというのもありますね。1年分の学費がお得になります。学費のコスパはいいですね。コスパを高めるという視点でいうと、単位をひたすら取りまくるとか図書館などを使い続けるとかいろいろ手段がありますが、特に科目コンプとかに拘りがなければ早期卒業が手っ取り早いでしょう。ただ、コスパのために早期卒業というより、ついでに学費がお得! という感じでしょうか。これは大学教育の一種の闇ですが……詳しくは後述しましょう。
また、早期卒業は優秀であるという称号というか、証明のようなものにもなります。先ほど述べたように、早期卒業というものは基本的に次の課程に早く行きたい人用に設計されている部分があるのですが、この進学の際に「早期卒業」という肩書が活きる訳です。早期卒業することは、単位を多くとった上で成績を維持するという、ある程度勉強ができることが前提になっています。経済的な問題もありますので現場での具体的な評価は分かりませんが、少なくとも学業面での「頑張ったで賞」くらいにはなると思われます。
次にデメリットについて、とにかく忙しいということが挙げられます。1年次はともかく、2年次は3年次に卒業研究と並行して無理なく単位が取れるように、授業を詰め込む必要があります。バイトやサークルが週4とか5とかある人は、スケジュール管理がかなり厳しくなると思います。逆に、仕送りを貰えてサークルも週1、2という人なら、おそらく早期卒業できます。休日も図書館でレポートを書く生活にはなるかもしれませんが、1年大学に通ってみて「大学の勉強楽しい!」と思った人は、多分大丈夫です。
学業面というより人間関係面では、友達を作りにくくなります。2年次からは3年次生が受講する授業を受けることになるので、基本的に同級生は居なくなります。グループワークなどで孤立しがちになりますが、2年次生が珍しいということで先輩に可愛がってもらえる可能性はあります。ただし、やはり3年次になると他の人が受けている科目をだいたい取り終えている状況になるため、同級生との接点がぐんと減ります。ゼミにおいても、1つ上の学年に混ざって卒業研究をすることになります。
あとは、珍しいので目立ちがちになることでしょうか。早期卒業予定者は、ゼミ配属が早いとか上の学年の名簿に混ざることがあるとかで、いつのまにか周囲にそのことがバレています。そして、成績がいいことが確定しているからか、グループワークなどで「こいつが居るなら大丈夫だろ」みたいな雰囲気を出されがちです。頼ってもらえるのは名誉なことですが、他メンバーが頼りきりになると負担が増えます。こればかりはどうしようもないので、コミュ力で解決するか修行と思って遂行しましょう。
さらに、これはどうなるか分かりませんが、来年度から5年間の学部・修士課程一貫教育が始まるので早期卒業の希少さはこれから薄れるかもしれません。ただ、学部で修士課程の先取りができなかった場合には修士課程を1年で修了することになり、それって可能なんですか? という感じもあります。実施されてみなければこの制度の普及の動向は分からないし、学生の負担は従来の早期卒業や飛び級、先取り履修と比べて重くなる可能性があるため、そこまで気にしなくていいようには思います。
というのが、3年間を振り返って感じた早期卒業のメリット・デメリットです。ここからは、早期卒業のコツといいますか、早期卒業を成功させるためのヒント・要件のようなものを書いてみようと思います。
1つめは、履修計画を綿密に立てることです。3年次に卒業研究をすることに配慮してバランスを考える、必修科目の履修し忘れに気を付ける、というようなことです。しかし、履修登録って難しいですよね。そんなときは、教務委員会というところに所属している先生に相談しましょう。前例となる早期卒業者が学年に1人くらいは居ると思うので、前例を訪ねるのです。だいたい何年の後期までに何単位取っているかとか、上位年次の科目は何単位くらいかとか、この辺は各学部やコースによって違うと思うので、可能なら参考にするのがいいと思います。
2つめは、何かしら理由を持って目指すことです。管理人の周囲を見た感じですが、なんとなくで早期卒業を希望すると、心が折れたり他の活動との両立が難しくなったりして、途中で離脱するケースが多くなっているように思います。管理人には実践自認論で語ったような不純な動機もありましたが、最初に早期卒業をしようと決めたときには「研究者になる」という目標があったため、(成績優秀者の証明や学業・研究に対する姿勢を表す上で)その役に立つだろうという見込みの元で決断しました。あとは単なる生き急ぎ癖です。とにかく、特殊なルートでもあるので、何かしら信念を持つことは大事かなと思います。
3つめは、経済的な事情を把握することです。メリットの部分で述べましたが、確かに早期卒業をすると学費や生活費が1年分お得になると考えることもできます。しかし、デメリットの部分で説明したように、早期卒業はとにかく忙しいです。管理人が通う国立大学において周囲を観察した感じ、バイトに追われて課題の提出やサークルへの参加が難しいと言う人は、どのコミュニティにも一定数居ます。程度に寄りますが、3割~半分くらいは存在する印象です。そのような人々は、特に食費や交通費、時には学費を出すために働いていると見受けられますが、こうなると勉強にかなりの時間を割く早期卒業は難しいと思われます。
これが大学教育の闇ですね。多少経済的負担を軽減することができる早期卒業は、本当に困っている人にとっては利用しにくい制度ということです。例えば、管理人の食費は月に1万4000円以内を目標にしているため、1年で16万8000円、学費と併せると70万3800円です。教科書代や家賃などその他の生活費を抜きにしてもこれということを考えると、勤労されている大学生にとって早期卒業は難しいでしょう。奨学金も色々ありますが、各ご家庭の方針も様々となっているようです。それを考えると、5年一貫教育というものも考えようというか、充実した経済的支援がセットで必要なのでは? とも思います。
あ、話がちょっと逸れましたね。ただ、国公立大学でも大学や学部で用意されている支援がありますので、案内などをよく確認されてください。パンフレットやホームページの他、学内に奨学金関連の掲示板があるところも多いと思います。民間の給付金も、調べると色々出てきます。管理人は有難いことに大学生活に係る費用は親の援助がありまして、趣味の費用を短期バイトで補うくらいで早期卒業できました。環境に恵まれたと思います。この感謝は忘れずに生きていたいですね。他人と言われても親は親。
ということで、早期卒業のメリットやデメリットについて書き残してみました。もし挑戦される・挑戦中の皆様がいらっしゃいましたら、是非最後まで頑張ってください。検討中の方も、悩みや疑問がある場合には管理人でよければご相談に乗ります。この投稿のコメント欄か、Twitter にお寄せください。どちらかというと、各大学の学務係の方か教務委員会の先生に相談するのがおすすめです。制度が所によって違いますからね。
それではまた。

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