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環境屋見習い

 環境屋の生い立ち。
どうもこんにちは、サステナブルマドロイドです。
独り言。

 自分と環境の馴れ初めみたいなものは既に何回か書いている気がしますが、書いてないこともある気がするので、今日は改めて振り返ってみようと思います。

 まず、そもそも環境に興味を持つきっかけになっているのはおそらく、幼少期から住んでいた実家周辺の豊かな自然、読んできた本や科学系の雑誌、その頃(中学生くらいまで)所持していた感受性アンテナ、生物、特に植物への薄っすらした興味、あたりの要素です。よくいる「やさしいこども」だったので、生物への擬人化傾向が強かったのか感情移入をしがちでした。それで、海ゴミとカメの問題みたいなものにも強い関心があったのではないかと思います。
 あとは単純に自然が好きで、そういうものが身近に在ってほしいと漠然と思っていました。それで、小学校6年の時に将来の夢について調べて発表しなさい、ということになった時に、当時たまたま知った「自然保護官」という職業について調べ、当面のところはこれを将来の夢にするか、と思ったわけです。この辺が、僕の人生と環境が形だけでも結びついたポイントですね。
 この自然保護官ですが、要するに国立公園の管理をする人です。一応国家公務員でして、環境省の役人ということになっているらしいです。ただ、どうも調べたことがある海外(ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアあたり)のレンジャーと違い、日本の自然保護官は人数が少なくあまり活発な活動はできていないようです。海外の国立公園、自然公園のサイトには大概レンジャーによるガイドとか体験活動の申し込みをするページがあったり、所属レンジャーの紹介があったりするのですが、日本では見かけたことがありません。
 ということで、この職業はなんとなく進路の候補に挙げつつも、現在は確定していません。ただ、とにかく当時はそういう目標があり、国家公務員試験を受けるなら大学に行った方がよいだろうということで、大学に行くということだけは確定していました。

 中学校ですが、これが田舎の公立中学校でして、一言で言うとカオスです。天然の天才みたいな感じの人から努力の秀才みたいな人、運動部の活動に打ち込む人から生徒会活動を頑張る人、……あとはちょっと怖かったギャルみたいな人からほとんど教室に来なかった人、そして管理人含む個性豊かな一般人まで、様々居ました。管理人は問題児に片足を突っ込んでいたものの、最終的には現実的に通学できる範囲で、実力相応の偏差値の高校に行くことになったわけです。
 で、この時期に何が起こったかというと、例の環境活動家さんの金曜日のストライキがありました。おそらく世界的に報道されたはずです。これに対して、最初は「何かやってるんだな」と思っていましたが、段々「こんなことをやっていても環境問題が解決するわけではないのでは?」と思うようになりました。デモというものには人々の意識を変える可能性があり、実際管理人の決心も固まったわけですが、しかし何回もやる必要があるのか? とは思っていました。
 というわけで、管理人は「自分は環境問題の根本的な解決を図るために、その仕組みを学んで技術開発をするような研究者になろう」と考えました。これは確か、中学2年の時の将来の夢の発表だったはずです。この時期からしばらくは、管理人の将来の夢は理系の研究者でした。当時は文系の研究というものをよく理解していなかったのもありますが、相変わらず生き物が好きで生物学をやりたかったのと、子供の科学みたいな雑誌の影響で、理系の進路を思い描いていたようです。

 高校入学以降の話は、それこそ以前のブログ(「環境」)に書いてあります。これの後半ですね……うわ、高校生の管理人だ。若いな。あの時の文理の転換点で考えていたのは科学の限界というところもありますが、思想の可能性についてもあります。一応理系コースだったので生物と化学を取っていましたが、もう一つの選択科目で一人だけ倫理を取って、少人数にも関わらずなぜか開講されてしまったんですよね。
 倫理というか哲学への興味はもともとあって、それこそ漫画作品の影響もあるのですが、大きいのは現代文の評論が楽しかったというのがあると思います。知っている人は知っていると思うのですが、「ロゴスと言葉」という評論文に出会いまして、ある意味では人生が変わりましたね。これは特有の概念化みたいなものや用語が出てくるので、同級生の中には苦手だと思っていた人も多かったようですが、管理人は好きでした。世界が開けたというか、視点が変わる感覚があったというか、認識って面白いなと感じていたようです。
 確かこの評論にはハイデガーについて本文か注で言及があったと思うのですが、それでハイデガーの解説書も一冊読みました。その本では存在だけでなく時間の思想にも言及されており、それはハイデガーをちょっと勉強すれば解説書の内容として妥当だなと思うのですが、当時は知らずに読んだのでびっくりしました。このことを記念すべき第一回目の倫理の授業で言ったところ、その一回は半分くらいハイデガーの解説になった……ということもありました。
 そういうことで国数英+倫理、地理、生物、化学をやって定期テストの度に満身創痍になりながら、どうにか受験までこぎ着けました。生物、倫理、地理とかいう変則的な選択科目を持っていたために例外受験生寄せ集めみたいな部屋に入れられ、生物の得点調整で気分と点数が上げ下げされながらも、最終的に大学に合格したわけです。一応進学校に分類される高校に入ったので大学進学はほぼ確定事項みたいなところはありましたが、中学の頃から担任の先生との面談の度に「窓さんは大学に行ったら絶対に楽しいと思うよ」と言われていて、なんかそうなんだろうなとも思っていました。

 大学は本当に専門科目を学んで深く掘り下げていくことができる場所なので、勉強していて非常に楽しいです。全ての授業は繋がっていて、そのテーマの中で勉強しているんだなという感覚があります。B2 になってからは先生方の話にも自身の研究テーマが含まれるようになることが増え、それを聞くのも大変興味深いです。ちなみに教養教育も自分の好きなように選択してきましたが、知見が広がって楽しかったです。
 こういう知識を入れることもそうですが、大学での教育で重視されていることには「高度な読み書きと発表」が含まれていると思います。入学するまではそれほど意識していませんでしたが、大学生として勉強し、研究するためには、本や論文などの文章を正確に理解した上で批判的に読み解き、さらに考えたことを自分の言葉で表現し、相手に分かりやすく伝えるという作業が必要不可欠です。少し考えれば分かる気もしますが、とにかく入学して勉強する中で、改めて重要性を痛感しました。
 そう考えると、やはり大学進学という選択肢は僕にとって間違っていなかったなと思います。環境の研究をするためには環境の知識を得ることも必要ですが、研究ができるようになることが前提になってきます。読み方や文章の書き方もそうですが、計画の立て方、問いの設定の仕方、議論の仕方など、研究をするためには様々な技能を身に付ける必要があるんですね。そういうことを知って学べることはありがたいことだと思いますし、こうしてようやく環境屋を名乗るための準備をできるのだと思います。

 なんか長くなりましたね。まぁ独り言です。これからも頑張ります。ところで最近思っていることがありまして、要するに環境問題への対処、人類の幸福、あと芸術とか園芸とかの繋がりについてです。昔からうっすら、環境屋ではない人が、その人が思うようにその人らしく幸せに生きていて、その自然な状態で環境問題も解決できるのが理想的だと思ってたんですよね。ただ、僕が生きている間に実現するのは難しそうなので、その過渡期の対処を考えていたわけです。でもそろそろ長いので、これはまた書くことにします。

それではまた。

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